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Electronic Data Systems : ウィキペディア日本語版 | Electronic Data Systems[えれくとろにっくでーたしすてむず]
Electronic Data Systems(エレクトロニックデータシステムズ(日本語の公式名称は特に発表されていない)、EDS)は、1962年にロス・ペローらによって設立されたアメリカ合衆国に本社を置くITサービス企業である。2008年にヒューレット・パッカードに買収され、独立した企業としては消滅した。 ==概要== EDSはテキサス州プレーノに本社を置き、グローバル展開していたITサービス企業である。1962年の設立当初にいち早くITアウトソーシングサービスを確立し、その道の先駆者的位置づけの企業と言える。1984年にはゼネラルモーターズによって買収されたが、1996年に独立した企業としてスピンオフされ、現在のEDSとなった。 EDSは2006年に58カ国に117,000人の従業員数となり、売上高も198億USドルを達成したのち、2007年末には65カ国、137,124人の従業員数に伸び、売上高221億USドルに達した。フォーチュン・グローバル500にも掲載され、最大のサービス企業の1つとして位置づけられた。 2008年5月13日に、ヒューレット・パッカード(HP)はEDSを139億USドルの現金で買収すると発表した。買収は2008年8月26日に完了し、EDSは「EDS - An HP Company」と名称を変更し、HPの事業部として取り込まれることとなった。旧CEOのロン・リッテンマイヤーはHPのCEOマーク・ハード(当時)の下に入ることとなり、留任した形となった。この買収はITサービス分野では最大であり、かつIT産業全体では2002年にHPがコンパック・コンピュータを250億USドルで買収した取引に次ぐ、二番目に大規模な取引である。2007年度のHPの売上高が166億USドルであることから、両者の売上高の合計は380億USドルを越え、ITサービス分野では、IBMに次ぐ二番手としてIBMを猛追する形となった。 2009年9月23日には、HPは「EDS」のブランドを廃止し「HPエンタープライズサービス」とすることを発表したため、EDSはブランド名としても消滅した〔米HP、買収したEDSのブランド廃止 - 日本経済新聞 〕。
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